医療にも福祉にも寄与して社会の役に立っていきたいと考えたら適しているのが看護師と保健師の資格を同時に取得する方法です。
両方に対して貢献していきたいと考えたら、まずは行政保健師として働くと良いでしょう。
行政の立場から病気に対する予防についての指導を行っていくことができます。
予防は医療において重要視されている課題の一つであり、どのようにして病院あるいは個人が取り組んでいけば良いかについて考えて呼びかけていくことができるでしょう。
福祉の方面にも同様の観点から貢献することができます。
直接的に現場で働くことはできないものの、介護施設での現場の運営についての指導を行ったり、障害者施設などでの教育や支援を充実させるための企画を立てたりすることを通して社会的な弱者とされる人たちを支援していくことができるのです。
保健士の資格を取得するだけでもこのようにして二つの業界に寄与していくことができますが、看護師になっておくとどちらかを重視したいと思ったときに転職ができます。
看護師は医療でも福祉でも現場で働くことができるため、自分の手を使って貢献していきたいという気持ちに駆られたときに速やかに踏み切ることができるでしょう。
保健士は看護師の上位資格にも相当しているため、保健士になろうと考えたら看護師になるのは関門の一つとしても考えることができます。
自分が実際に行う業務について具体的な希望が決まっていないなら、保健士と看護師のどちらでもできるようにしておくのが賢明です。